ナット・サドルを無漂白牛骨素材を使用して製作・交換します。
先ずはナットの交換作業に取り掛かります。
元のナットを取り外したところ設置部分がガタガタの状態だった為、平面の出し直しを行っています。
続いて無漂白牛骨素材を荒加工して楽器に取り付け、弦を張った状態で弦溝の調整を仕上げます。
ナット側の調整が仕上がってからサドルの交換作業に入り、こちらも同様に荒加工した上で弦を張り、各弦の調整を詰めていきます。
ナット・サドル共に調整が仕上がった段階で一旦楽器から取り外し、形状の整形と磨きの作業をして改めて楽器に取り付け作業完了です。
弦高はお預かり時の12F:2.9mm-3.4mmの状態から、12F:2.1mm-2.6mmまで下がりましたが、これは元のナット弦高が高過ぎる状態だったのを、今回のナット交換で適正な高さに下げている為です。
お待たせしました！担当:渡部