Kasuga F-150のナット・サドル交換です。
今回はナット・サドルを交換し、限界まで弦高を下げて調整します。
先ずは元のナット・サドルを取り外し、ナット設置部がガタガタの状態だったため、平面を出し綺麗に整えます。
今回は元のナット・サドルがあまり参考にならない状態の為、指板面・ブリッジから大まかに形を出して、漂白牛骨を荒加工して楽器に取り付けます。
弦を張り、状態の確認をしながらナット溝の深さ・サドル頂点の高さを各弦毎に調整して行きます。
限界まで弦高を下げるに当たって、ブリッジのエンド側の方が高くなっている事でサドルに対する弦のテンションが掛かりにくい状態だった為、スリット加工をして弦のテンションがサドルにしっかり掛かるように加工しています。
最後に微調整の終わったナット・サドルの整形と磨きの作業をし仕上げます。
弦高は、12F:3.3mm-3.4mmから、
12F:2.3mm-2.8mmまで下げて調整しました。
作業完了です。
お待たせしました!担当:渡部