YAMAHA FG-280のフレット交換・スリット加工です。
フレットの仕上げの作業に続いて調整の作業に入りました。
まずは、大幅な指板修正によりナット弦高が高くなった為、新しいフレットに合わせてナット溝切り調整を行い、9割方ナット弦高を仕上げておきます。
続いて、弦高を下げる為にサドル側の加工に入りますが、ブリッジピン穴の位置が高く、サドルに対して弦のテンションが掛かりにくい状態だった為、スリット加工をしてサドルに弦のテンションがしっかりと掛かる様に改善します。また、スリット加工と同時にブリッジピン穴の調整も行い、ブリッジピンが綺麗に収まるように調整しています。
弦を張った状態でナット・サドルの調整を詰め、最終的にナット・サドル共に整形と磨きの作業をして仕上げています。
弦高は、お預かり時の12F:3.7mm-4.4mmから、12F:2.0mm-2.5mmまで下げて調整しています。
作業完了です。お待たせしました!
担当:渡部