YAMAHA L-5の指板修正、力木割れ修理です。
先ずはフレット交換に伴う指板修正を行います。
フレットを抜いて指板の状態を確認したところ、12F前後が沈み込み15F前後が盛り上がるネック起きに拠る波打ち、加えて順反りも大きく出ている状態だった為、ネックに弦を張っている時と同じテンションを掛けた状態でトラスロッドを戻し、順反りを出した状態から指板修正を行う事で改善しました。
指板修正作業後、指板着色のし直しも行なっています。
また、ボディバック板の力木の一部で割れが見られた為、接着修理を行いました。
割れ部分にタイトボンドを流し込み、ジャッキを掛けて圧着しています。
接着剤の乾燥を待ち、続いてフレットの打ち込みの作業に進みます。
担当:渡部