GUILD D-40のナット・サドル交換です。
ナット・サドル共に摩耗が激しかった為、素材は無漂白牛骨で製作・交換します。
先ずはナットの交換作業から入り、元のナットを取り外しますが、ナットの下に紙と接着剤で底上げされている状態だったため、ナット設置部の接着剤等を綺麗に取り除き、平面を出し直します。
無漂白牛骨を荒加工して楽器に取り付け、1Fに対するナット弦高を基準にナット溝を調整します。
続いてサドル側も元のサドルを参考に無漂白牛骨を荒加工して楽器に取り付け、弦を張った状態で各弦毎にナット・サドルの微調整を詰めて行きます。
調整が仕上がった段階で一旦ナット・サドルを取り外し、整形と磨きの作業をして改めて楽器に取り付けます。
弦を張り直し、状態の確認をして作業完了です。
お待たせしました!担当:渡部