2014年2月20日木曜日

D-35のフレット交換・サドル交換

Martin D-35のフレット交換・サドル交換です。

フレットの打ち込みに続いて、フレットの仕上げの作業が完了しました。

トラスロッドが入っていないモデルの為、ネックに弦を張っている時よりも若干弱いテンションを掛けた状態でフレットの仕上げの作業を行い、実際に弦を張った時にネックが若干順反りのベストな状態になる様に仕上げています。



フレット交換作業後、指板修正によりナット弦高が高くなり、加えて元々の弦間ピッチがバラバラだった為、元の弦溝を一旦削り取った上で新しく弦溝を切り、ナット上部を整形し直しました。



ナット調整後、サドルを漂白牛骨で製作・交換し、弦高はお預かり時の12F:2.5mm-2.9mmの状態から、12F:2.0mm-2.5mmまで下げて調整しています。
今回は指板修正によって弦高を下げているため、弦高は下がってもサドル高は元よりも上げて調整できています。



ブリッジの割れ・崩れの補修作業も既に完了しています。
作業完了です。お待たせしました!担当:渡部