2013年11月21日木曜日

PTU141Cのナット交換・トータルチューニング

Takamine PTU141Cのナット交換・トータルチューニングです。

ネックの順反りが見られ、トラスロッドで順反りを修正すると1弦のナット弦高が低くなり過ぎる状態だったため、ナットを交換して改善します。

先ずはもとのナットを取り外し、新しく無漂白牛骨素材を荒加工して楽器に取り付けます。
弦を張った状態で各弦の弦溝を切り込み調整します。

ナット側の調整を先に済ませ、続いてサドル側も同様に各弦毎に弦高の調整を行います。

ナット側・サドル側ともに調整が仕上がった段階で一旦楽器から取り外し、整形と磨きの作業をして仕上げ、改めて楽器に取り付けて作業完了です。



弦高はお預かり時の12F:2.4mm-3.0mmの状態から、12F:2.0mm-2.5mmまで下げて調整しています。
お待たせしました!担当:渡部