2013年4月19日金曜日

HD-28のナット交換・フレット交換

Martin HD-28のナット交換・フレット交換です。

フレットの仕上げの作業に続いて、ナット交換の作業に入ります。

先ずはナット設置部分のクリーニングと平面出しを行います。
無漂白牛骨を製材・荒加工して楽器に取り付け、元のナットと同じ弦間ピッチで弦溝を切り、弦を張った状態で各弦の弦溝を微調整します。

サドルの上部も同様に各弦毎に加工して、弦高の調整をします。

調整が仕上がった段階でナット・サドル共に一旦楽器から外し、整形と磨きの作業をして仕上げ、改めて楽器に取り付けます。

今回のフレット交換・ナット交換の作業で、弦高はお預かり時の12F:2.9mm-3.8mmの状態から、12F:1.7mm-2.3mmまで下げて調整しています。

作業完了です。お待たせしました!
担当:渡部